HRR Co., Ltd.

技術的な記録を残していくことを目的としています。1次情報を大事にしています。

VirtualBox + CentOS 7にTeratermを使ってsshでログインする

はじめに

VirtualBox上に構築したCentOSが前提ですが、そのままでは操作がしづらいです。
ここはぜひターミナルエミュレータからアクセスしましょう。
今回はTeratermを使用します。

CentOS側で設定

Oracle VM VirtualBoxマネージャー」
ではなく、
CentOS [実行中] - Oracle VM VirtualBox
の方のウィンドウにて設定します。

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メニューの中に「デバイス」があるので、そこから「ネットワーク」→「ネットワーク設定…」を選択。

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最初は見えないですが、「▼高度」と書かれたところをクリックすると、「ポートフォワーディング」が出てきます。
それをクリック。

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このポートフォワーディングのルールを追加します。
ルールの名前は何でもいいです。
ホスト側のポート番号も空いていれば何でもOKです。
ゲストポートは、sshでの接続を行うので、22番にしましょう。

その後、CentOSを再起動しましょう。
(必要だったはず…)

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では、Teratermで接続を試みます。
設定は画像の通り、localhostのポート番号は2222です。
ポートフォワーディング(ポート転送)の設定のおかげで、2222番ポートへのパケットは、22番ポートへ転送される、というわけです。

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設定がうまくいっていれば、初めて接続するホストですよ的な警告が出ると思われます。
その後、上記画像のようなユーザー名とパスワードを求められる画面が表示されます。

認証が通れば、無事CentOSへのssh接続が完了します!

最後に

途中、WindowsのFirewall設定によって、許可を求められる場合があります。
プライベートネットワーク、社内ネットワークのみ許可するようにすれば問題ないでしょう。

ここらへんの理屈を知りたい場合は、
・NAT
・NAPT
・ポートフォワーディング
という単語で調べると、何をやっているかわかりやすいと思います。

そのうちまとめられたらいいなぁ…
といったところで、今回は以上でした!

Virtual BoxにCentOS 7を入れる

はじめに

自宅用PCにて、久しぶりに仮想環境を構築してみました。
特に困ることはありませんでしたが、記録として残しておきます。

バージョンは下記のとおりです。
Windows 10
CentOS 7 (Minimal)
VirtualBox 5.2.8

手順

Oracle VM VirtualBox をインストール

Oracle VM VirtualBox
正式名称はこうらしいです。
Downloads – Oracle VM VirtualBox
OSによって異なるインストーラーがあるので、今回はWindows版をダウンロードします。

インストール中に、下記3つもインストールするように言われるので、大人しく入れます。
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あとは案内に従えば、問題なくインストールできると思います。

CentOSのイメージファイルを取得

Download CentOS
・DVD ISO
・Everything ISO
・Minimal ISO
と3つありましたが…私はMinimalを選択。
DVDは用途が違いますし、Everythingは8GBもあったのでやめました。
Minimalは800MBくらいでした。

VirttualBox上に新規で仮想マシンを乗せる

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画面左上の「新規」というボタンから始めます。

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CentOSRed Hat系なので、LinuxRed Hatを選択。
今回私は64bit版を使用するので、64bitを選択。

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メモリはデフォルト値を使用しました。

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仮想HDDは追加することにし…

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VirtualBox以外で使うつもりはないので、VDI形式にしました。

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ストレージは固定、サイズも規定値で。

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そうすると、VirtualBoxの画面に、Red Hatアイコンが追加されます。
これを起動します。

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起動ハードディスクを指定するように言われます。
ここでようやくダウンロードしたISOファイルを使うことになります。

CentOSの設定とインストール

ここからはCentOS側の設定になります。
キャプチャを撮り忘れましたが、黒い画面が開いたら、「Install CentOS 7」を選択します。

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言語設定は日本語に。

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「ネットワークとホスト名」にあるイーサネットは、画面右上のボタンを「オン」にしておきましょう。

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「インストール先」は、作成した8GBのHDDにチェックを付けてあげます。

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HDDを指定してあげると、画面右下の「インストールの開始」が押せるようになると思います。
あ、キーボード設定は、US配列をお使いの方は、そのように設定しましょう。
私はUS配列なのに日本語設定をしてしまったせいで、あとで変更することになりましたので…。

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インストール中に、rootのパスワード設定とユーザーの追加ができます。
インストールには少々時間がかかるので、その間に両方とも設定しておくと良いでしょう。
当然、あとでもできます。

インストールが終わると再起動を求められるので、「再起動」ボタンをぽちり。
そうするとログインユーザー名を求められる画面が表示されますので、これにて完了です!

おまけ: 何かを始める前に

VirtualBoxのターミナル画面から抜けるには

右Ctrlキーが割り当てられています。
マウスやキーボード入力をターミナル画面から抜けたい場合には、押してみましょう。

sudo権限を付与

sudoできると何かと便利です。

# visudo

rootの下に追記しましょう。
詳細な説明は省きます。

root        ALL=(ALL)      ALL
userName    ALL=(ALL)      ALL

既に入っているアプリケーションの更新

CentOSyumコマンドで管理できます。
ここでは詳細は書きませんが…。

インストールしたばかりの場合、古いままだったりするので、更新しておきましょう。

$ sudo yum update

必要なアプリケーションを入れる場合は、下記の通りです。

$ sudo yum isntall zsh

最後に

写真ばかりで長かったですが、これにて一旦終了です。
その後、Teratermからssh接続したり、nginxを入れたりしていく予定です。

今はVagrantで楽に構築もできるでしょうが、一度は自分でやってみると、勉強になってよいと思いますよ。
以上でした!

Vimにてソースコードのカラーテーマを設定する

はじめに

Vim的にはColor Scheme(カラースキーム)と呼びます。
これを変更します。
試した環境は Windows10 + Cygwin + TeraTerm ですが、他でも問題ないはず。

1. カラースキームを選ぶ

1.1. デフォルトから選ぶ

実はあらかじめ用意されているカラースキームもあります。
適当なファイルをVimで開いて、下記コマンドを打つと、現在設定できるカラースキームがずらっと表示されます。

:colorscheme <C-d>
blue       default    desert     evening    koehler    morning    pablo      ron        slate      zellner
darkblue   delek      elflord    industry   molokai    murphy     peachpuff  shine      torte

結構あるんですね。例えば、desertを適用したい場合は下記のように入力します。

:colorscheme desert

気に入ったものがもしあれば、名前をひかえておいてください。

1.2. デフォルトにないものを選ぶ

いろんな方が自作して、GitHubに公開されていたりします。
カラースキームをまとめて記事にしている方もいるので、Googleで「Vim カラースキーム」と検索すると、誰かのオススメを見ることができますよ。

今回は人気の高そうな「molokai」を利用してみます。
由来はハワイのモロカイ島なんですかね?軽く調べましたが、わかりませんでした。
github.com
検索して最初に出てきた、このおじさまのソースコードを使わせてもらいます。

外から持ってきたものを使う場合は、~/.vim/colors に設定ファイル(*.vim)を放り込めばOKです。
今回はGitHubにあるものなので、git clone から書いていますが、当然ダウンロードしてきても構いません。

$ mkdir -p ~/.vim/colors
$ cd ~/.vim/colors
$ git clone https://github.com/tomasr/molokai.git
$ cp molokai/colors/molokai.vim ./

2. 設定ファイルに書き込む

GitHubから取得した場合などは、設定の方法がREADME.mdに書いてあることも多いです。
ですが、軒並み下記の通りです。

$ vi ~/.vimrc

syntax on
set t_Co=256
colorscheme molokai

set t_Co=256 はターミナルを256色表示に対応させる場合に記述します。
Windows10 + Cygwin + TeraTerm なら不要でした。
昔は16色だったことに由来する設定です。

最後に

ぜひ自分好みのカラースキームを探してみてください。
好きが高じて自作したくなるかも…。

以上でした!

Electron本体のアップデート

はじめに

しばらくElectronアプリを触っていなかったのですが、調べたところ、だいぶElectronのバージョンが遅れていました。
なので、今回アップデートしてみることに。
ちなみに、Win10 + cygwin です。

今回さくっと書いてしまいましたが、詳細は公式サイトのドキュメントにあります。
electronjs.org

やり方

元バージョンの確認

Electronアプリのあるディレクトリに移動して、

$ ./node_modules/electron/dist/electron -v

v1.6.15

electronへのパスが通っていませんでした。
こんな感じでしたっけか?

現状の最新バージョンはいくつ?

$ npm view electron dist-tags
{ latest: '1.8.2', beta: '1.8.2-beta.5' }

バージョンアップ

$ npm install electron@1.8.2

> electron@1.8.2 postinstall C:\cygwin64\home\UserName\work\electron\AppName\node_modules\electron
> node install.js

Downloading SHASUMS256.txt
[============================================>] 100.0% of 3.43 kB (3.43 kB/s)
npm WARN AppName@1.0.0 license should be a valid SPDX license expression

+ electron@1.8.2
updated 9 packages in 108.834s

最後に

先日、Electronに脆弱性があるというニュースが流れました。
Electron自体は便利ですが、やはり他のプラットフォームに乗っかっているということは、こういうリスクを負うということ。
気をつけないといけませんね。

以上でした。

Google日本語入力の切り替えキーを変更

はじめに

日本語入力ソフト、私はGoogleのものを愛用しています。
そして日本語とアルファベットの切り替えキーを、私はいつも変更します。

PCを新しくしたり、クリーンインストールしたときにいつも忘れるので、今回記事にしようと思いました。
ちなみに、Ctrl + Spaceを割り当てます。

設定方法

まずはGoogle日本語入力のプロパティを開きます。
Windows 10, 11では、タスクバー右にある「あ」とか「A」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。

そして、丸をつけた「編集」ボタンをクリックします。

そして「IMEを有効化」「IMEを無効化」の入力キーを、全て「Ctrl Space」に書き換えます。
切り替えキーを他のものにしたい場合は、他のキーを設定すればOKです。

最後に

私は英字キーボードを使用していて、「Caps Lock」を「Ctrl」にしている、という前提があったりします。
ホームポジションで切り替えが効くので、便利ですよ。

以上でした!