はじめに
私が気づいたのはGoogle Maps APIの下記ドキュメントです。
日本語で書かれた内容のほうが古いです。
Versioning | Google Maps JavaScript API | Google Developers
ブラウザはGoogle Chromeです。
ブラウザ依存の可能がありそうです。
経緯
ある日、Google ChromeのデベロッパーツールのConsole画面に、Google Maps APIからのWarningsが出ていることに気づきました。
Retired Versionと出ているので、古いバージョンなのだなと理解しました。
Google Maps API warning: RetiredVersion https://developers.google.com/maps/documentation/javascript/error-messages#retired-version
その後、日本語ドキュメントに従って、APIのバージョンを新しくしたのに、まだ「Retired Versionだよ!」って注意されたことから発覚しました。
いやいや、書いてる通り、リリースバージョンにしたんですけど…。
そこで、元のドキュメントを見てみることに。
自分でブラウザ翻訳をかけたわけではないので、恐らくブラウザの言語設定を見ているのではないかと思い、変更してみました。
そして、サイトに再度アクセスすると…。
読みが当たっていました。
日本語ではリリースバージョンを3.26としていますが、英語版では3.29だと言っております。
The release version We continually apply bug fixes to the release version, while ensuring the feature set remains stable. The fixes are listed in the release notes. The current release version is 3.29. You can request it with either of the following bootstraps:
リリース バージョン Google では、機能セットの安定性を確保しながら、リリース バージョンに継続的にバグ修正を適用しています。修正事項は、リリースノートに記載されます。 現在のリリース バージョンは 3.26 です。次のいずれかのブートストラップを使用して、リリース バージョンをリクエストできます。
試しに3.29にしてみると、Warningsは出なくなりました。
これは困る…。
言語設定による副作用
ブラウザの言語設定を見ているサービスは他にもあるようで、英語化されてしまうことがあります。
割り切って英語のまま使うか、いちいち切り替えるのか…。