HRR Co., Ltd.

技術的な記録を残していくことを目的としています。1次情報を大事にしています。

Nape Proのファームウェア更新とキーマップ変更について

はじめに

クラウドファンディングサイトで購入した、Nape Pro が届きましたので、設定方法のメモを残します。
Nape Pro は Keychron と GIZMODE がコラボして生まれた、ちょっと変わったトラックボールマウスです。

prtimes.jp

専用サイト

専用サイトにアクセスして、Nape Proを接続してあげる必要があります。

launcher.keychron.com

「接続」→「Nape Pro」を選んであげればOK。 このとき、Bluetoothは対応していないので、2.4GHzのドングルか、優先で繋いであげてください。

Keychron Launcher

ファームウェア更新

左メニューに「ファームウェアアップ…」という文字が見えると思いますが、こちらから可能です。 私は購入時「The current version: V1.1.6」と表示されていました。

現時点の最新は「V1.3.7 2026/06/17 18:28」。 結構頻繁に更新されているように見えます。

更新履歴

キーマッピング

左メニュー「カスタマイズ」から可能です。 「変更したい部分をクリック→割り当てたい機能をクリック」でOKです。
保存ボタンはなく、自動で反映されます。

私の設定はこのようにしてみました。

Layer0

Layer0が縦置き。
ダイヤル部分はスクロールにしたいと思っておりました。
04にミドルクリックを置いたものの、場所が微妙なので、ひとまず置いた形です。 03をレイヤー操作に置いてみました。

Layer1

Layer1は横置きで。
遠くなったM1, M2にミドルクリックとレイヤー操作を持ってきました。

レイヤー操作について

「MO(n)」「TG(n)」「TO(n)」という見慣れない単語が並んでいるかと思いますが(nは数字が入ると思ってください)、「?」をマウスオーバーすると説明が見れるようになっています。

レイヤー操作キー

ヘルプにはこんなことが書いてありました。

デフォルトレイヤーは 0 です。 
以下はレイヤーを有効・無効にするコマンドです。 複数のレイヤーが有効な場合、数字の大きいレイヤーのキーマップが優先されます。 基本的には、一時的に使うレイヤーには MO(n)、切り替えて使うレイヤーには TO(n) を使うのがおすすめです。
※TG(n) はオン/オフの状態を自分で管理する必要があるため、意図しないレイヤーが有効なまま残ることがあります。

MO(n)
キーを押している間だけ、レイヤー n を有効にします。 キーを離すと、元の状態に戻ります。 Fn キーのように、一時的に別レイヤーを使いたいときに向いています。

TG(n)
レイヤー n の有効/無効を切り替えます。 レイヤー n が無効なら有効にし、有効なら無効にします。 キーを離しても状態は変わらず、もう一度押すまで維持されます。 常にオン/オフを意識して使う必要があるため、通常は MO(n) または TO(n) のほうが扱いやすいです

TO(n)
> 一度押すと、レイヤー n に切り替えます。 このとき、デフォルトレイヤー以外の他のレイヤーはすべて無効になります。 特定のレイヤーをメインの操作レイヤーとして使いたいときに向いています。

整理

個人的に違いがよくわからなかったので整理。
レイヤーは重ねることができる、ということが前提にあります。

MO (Momentary)

MO はFnキーのようなもので、押している間だけ指定したレイヤーが有効になります。
有効にした先のレイヤーで上書きしていなければ、デフォルトのレイヤー(Leyer0)のキーはそのまま有効です。

Layer 0
↓
MO(1) を押す
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが優先)
↓
MO(1) を離す
↓
Layer 0

TO (Turn On / Switch To)

先に TO ですが、押すと指定したレイヤーへ切り替えます。 このとき、現在有効になっている他のレイヤーはすべて無効になります。 (QMK系やKeychron(今回)の場合は、デフォルトレイヤー(Leyer0)は土台として残ります)

ですので、切り替え先で切り替えボタンを上書きしている場合は、切り替え先に戻る用のボタンも用意しないと、戻れなくて面倒なことになります。

押している間だけではなくて、継続的に別レイヤーへ移動したい場合はTOが向いています。

Layer 0
↓
TO(1) 
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが優先)
↓
TO(0) 
↓
Layer 0

他のレイヤーが有効な場合はこう。

Layer 0
Layer 2
↓
TO(1) 
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが優先)
↓
TO(0) 
↓
Layer 0

TG (Toggle)

では TG ですが、単純に指定したレイヤーを有効/無効に切り替えるだけです。
デフォルトレイヤー(Leyer0)に加えて、好きなだけ他のレイヤーを載せることが可能になります。

複数レイヤーが有効になるため、状態を把握しづらくなることがあります。 ごっそりと切り替えたいときはTOを、一部をテンキーにしたいときなど補助レイヤーを使いたいときはTG、という使い分けがよさそうです。

Layer 0
↓
TG(1)
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが優先)
↓
TG(1)
↓
Layer 0

こんなことも可能です。

Layer 0
↓
TG(1)
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが優先)
↓
TG(2)
↓
Layer 0
Layer 1(こっちが2番目)
Layer 2(こっちが優先)
↓
TG(1)
↓
Layer 0
Layer 2(こっちが優先)

終わりに

Nape Proの話ではなくて、一般的なキーマッピングの話に寄ってしまった感じがありますが、今回はここまで。
余裕があれば使用感についても記事にするかもしれません。

以上でした!

Markdownのリンク作成用ブックマークレット

はじめに

hrroct.hatenablog.com

過去に書いたブックマークレットの小ネタ追加です。

コード

javascript:
function getTitleAndUrl() {
  var title = document.title;
  var url = location.href;
  var text = '[' + title + '](' + url + ')';
  navigator.clipboard.writeText(text).then(
    () => {
      /* success */
    },
    () => {
      /* failure */
      alert('Failure!');
    },
  );
};
getTitleAndUrl();

こちらをお気に入りのURL欄にコピペしてあげればOKです。
(お気に入りのタイトルは何でもOK)
私はブックマークバーの押しやすい場所にいつも置いています。

作成したお気に入りをクリックすれば、クリップボード
[サイトのタイトル](サイトのURL)
という構成で保存されることになります。

これがそのままMarkdownのリンク形式になっているという寸法です。

最後に

タイトルがHTMLのtitle属性そのままになるので、長い場合もあります。 そういったときは、サイト毎にブックマークレットを使い分けるのもありです。

以上でした!

何でもタブ化するWindowTabsが便利

はじめに

今やアプリケーション内にタブの機能を持つものが大半で、SDI (Single Document Interface) のアプリケーションは減ってきたなと感じております。

しかしそれでもExcelTeraTerm (Windowsのターミナルエミュレータ)など、SDIを採用しているものを散見されてます。
特に私の場合は、TeraTermのタブ化という用途で、今回紹介する WindowsTabs を使ってみました。

WindowsTabs とは

github.com

A utility that brings browser-style tabbed window management to the desktop.

との通り、ブラウザのようなタブを付与するアプリケーションになります。

WindowsTabsのイメージ画像

元々は他の方が作成していたものをForkして今に至るようです。
上記GitHubのページにもあるように、自分でコンパイルすることも可能です。

余談

Collector というアプリケーションがありまして、今も?TeraTermに同梱されているタブ化機能を持つものになります。
これの今どきのインターフェースを備えたものといってもいいかもしれません。

www4.point.ne.jp

昔のIEはSDIだったので、それをタブ化するアプリケーションとして始まったものだったという理解をしております。

使い方

Releases のページから、exeファイルをダウンロードしてきて、それを実行するだけです。

github.com

exeを最初に叩くときは警告が出るかもしれません。
それが憚られる方は、やめざるを得ないと思います…。

使い方

WindowTbas を起動すると、下記のようなタブが すべての アプリケーションに対して付与されます。
タブブラウザにも問答無用でつくのが面白い。

起動時のイメージ

ですので、ターゲットから外すには、個別の設定が必要になります。
その他、タブの見た目や表示位置も変更が可能ですので、いろいろいじってみるといいと思います。

設定画面はタブの上での右クリックからアクセス可能です。

右クリックメニュー

「Settings...」をクリックすると、例えば下記のタブではアプリケーション毎にタブを設定する/しないが設定可能です。

設定画面

終わりに

私はTeraTermのタブ化が目的でしたが、他にもタブで使えたらいいと思われるものがあるかと思います。
ぜひお試しください。

以上でした!

WSLにTeraTermで接続する方法(SSHなし)

はじめに

Windowsからのssh接続をするとなると、WSL側でsshサービスを立ち上げる必要があり、PC起動後にひと手間かかります。

hrroct.hatenablog.com

これまではPC起動時に自動的にバッチ処理で立ち上げていたので、特に手間というほどのことはなかったのですが…。
あるタイミングのWindows Updateでプロキシ設定がWSL側に同様に適用されなくなり、Windows側からのsshサービス立ち上げがうまく行かなくなりました。
(これはこれで解決したいのですが、未だ対応する余裕がなく…)

そこで今回は趣向を変えて、そもそもsshでの接続をしない方向で攻めます。

やりかた

Cygwin + wslbridge2 で対応します。
WSLができて、もうCygwinに頼ることはないと思っていたのですが、ここにきて回帰することになるとは…。

wslbridge2 の導入

wslbridge2 とは、

github.com

Explore various ways to connect Windows Subsystem for Linux (WSL) with Windows terminal emulators and command line programs.

(DeepL訳) Windows Subsystem for Linux (WSL) を Windows ターミナルエミュレータコマンドラインプログラムと接続する様々な方法を探る。

というわけで、Cygwinに限らずmsys2でも可能らしいのですが、今回はCygwinで。
リリースノートのページから、下記2つのファイルを落としてきて、展開します。

https://github.com/Biswa96/wslbridge2/releases
wslbridge2-backend.zip
wslbridge2-cygwin.zip

そして適当な場所に配置します。

C:\MyApps\wslbridge2\wslbridge2.exe  
C:\MyApps\wslbridge2\wslbridge2-backend

このままだと起動せず、 cygwin1.dll がないと言われることになります。
そのためにCygwinを入れることになります。

Cygwinの導入

www.cygwin.com

ちなみに、Cygwinとは…

・a large collection of GNU and Open Source tools which provide functionality similar to a Linux distribution on Windows.
・a DLL (cygwin1.dll) which provides substantial POSIX API functionality.

(DeepL訳)
・Windows上でLinuxディストリビューションと同様の機能を提供する、GNUおよびオープンソースツールの大規模なコレクション。
・POSIX APIの主要な機能を提供するDLL(cygwin1.dll)。

ということで、今回の用途は主に後者、DLLファイルに用があります。
ダウンロード、インストールをすれば、規定の通りなら下記ディレクトリにDLLファイルが存在すると思います。

C:\cygwin64\bin\cygwin1.dll

そして、Windows環境変数に下記を追記して、Pathが通るようにしておきます。

C:\cygwin64\bin

更に、Cygtermのコンフィグファイルの修正を行います。
(これには管理者権限が必要ですので、メモ帳を管理者権限で立ち上げるなりで開きましょう)

C:\Program Files (x86)\teraterm5\cygterm.cfg

ファイルが上記の場所にありますので、下記のように修正します(wslbridge2を経由して起動するイメージ)。
バックスラッシュはエスケープ目的で2つ重ねます。

SHELL = auto

↓↓↓

# SHELL = auto
SHELL = "C:\\MyApps\\wslbridge2\\wslbridge2.exe" -W~

ここでの W オプションは下記の意味合いがあります。

-W or --wsldir: Changes the working directory to WSL path.

最後に、下記を実行してTeratermが立ち上がれば一旦成功。
一緒に立ち上がってくるbackendのプログラムが気になるところですが…これはしょうがないものとして一旦放置です。

C:\Program Files (x86)\teraterm5\cygterm.exe

cygconnect(TeraTermマクロ)で起動したい

私がTeratermを使い続ける理由のほとんどはマクロ機能なので、マクロから起動できないと意味がありません。

動作確認としては、

cygconnect;

とだけ記載したwsl.ttl (名前は何でもいいですが拡張子をttlとする) を作成して、これを実行することで同様にTeraTermが開けばOKです。

ちなみに私は、下記の不具合を踏んでうまくいかなかったので、Teratermを最新にしておくことをオススメします。
私は teraterm-5.4.1.exe でうまくいきました。

github.com

最後に

これでsshに頼ることなく、WSL2への接続が可能になりました。
皆様のWindowsでの快適な開発ができることに寄与できたのなら幸いです。

以上でした!

EPOMAKER Split 65 のキーマッピングの方法

概要

新しいキーボードを衝動的にお迎えしましたので、そのキーマッピング方法を忘れないうちに記録しておきます。
説明書に記載はあるのですが、VIAを初めて使う方にもわかりやすいように心がけました。

EPOMAKER Split65

Amazonにて、通常時で21,340円、20%OFFで17,072円で私が見た中ではこれが最安。
ホットスワップが可能ですが、初期のキーは「Flamingo Switch」or「Wisteria Linear Switch」から選ぶことが可能です。どっちにもリニア軸(引っかかりがないタイプ)みたいですね。

VIAのダウンロードとインストールから

VIAというソフトウェアを利用しますので、ダウンロードとインストールが必要です。

github.com

上記のGitHunのサイトから可能です。Windowsの方は下記のどちらかになると思います。
via-3.0.0-win.exe
via-3.0.0-win.msi

私はexeファイルからインストールしました。

インストール完了

うまく行けば上のようなウィンドウが表示されることと思います。

VIAの起動と設定

Searching for devises...

ソフトウェアを起動するとこのような画面になります。
最初はまだキーボードが繋がってなくとも大丈夫です。

Show Design Tab

次に設定ファイルを読み込ませます。
キーボードの形は製品によっていろいろで、今回のように変な形をしてる場合(褒めてます)は独自の設定ファイルを読み込ませる必要があります。

そのために、上記「SETTINGS」タブの「Show Design Tab」をONにします。
こうするとこれまでなかった「DESIGN」タブが表示されるようになります。

設定ファイル(JSONファイル)の取得と読み込み

epomaker.com

EPOMAKERのサイト

こちらのサイトにアクセスして、画像の場所をクリックすることで、設定ファイルであるJSONファイルをダウンロードできます。
ZIP圧縮されているので、右クリックから展開してあげてください。

非推奨の機能はOFFに

その後、「User V2 definitions (deprecated)」がOFFになっていることを確認したうえで、上の点線の枠内にダウンロードしたJSONファイルをドラッグアンドドロップしてあげます。

一番左のCONFIGUREタブにて編集が可能です

この状態で、キーボードがPCと接続ができていれば、一番左の「CONFIGURE」タブが、今回のキーボード「EPOMAKER Split 65」の形になっていると思います。
この状態で、キーマッピングを変更したいキーをクリックして、画面下半分から書き換え先を選んでクリックして…という流れで変更していくことになります。

ちなみに、リアルタイムで設定が変わりますので、保存ボタン等はありません。

設定例

ちなみに私は下記のようにしております。自分なりのやり方を探すのも楽しいです。
(他の方が触れないキーボードになりますが…)

私の設定例: Layer0(初期)

  • 「Caps Lock」を「Left Ctrl」に
  • 「Left Ctrl」を「Fn1」に(レイヤー1への切り替えです。小指の付け根で押してます)
  • 右の「Space」を「Enter」に(これをするために買ったといっても過言ではありません)
  • 右の「Fn」を「Fn2」に(レイヤー2への切り替えです。2はそんなに使わないですが)

私の設定例: Layer 1

  • レイヤー1の「h」「j」「k」「l」を矢印キーに(Vimと一緒)
  • レイヤー1の「Space」を「Backspace」に

終わりに

キーボードによってVIAの扱いが変わるので、忘備録的な意味合いも込めた記事でした。

キーマッピングとは話題がずれますが、Spaceバーが分割されているキーボードは便利ですよ…
気になった方はぜひお試しあれ。

以上でした。