HRR Co., Ltd.

技術的な記録を残していくことを目的としています。1次情報を大事にしています。

Visual Studio CodeにてWorkspaceを活用する

はじめに

VS CodeのWorkspace機能が必要になってきたので、自分が対応した内容をこちらに残します。

プロジェクトやリポジトリが1つなら出番はないかもしれませんが、複数リポジトリやプロジェクトが複数言語にまたがる場合には、設定や拡張機能を使い分けできると便利です。

1. workspaceの設定ファイルの吐き出し

Fileメニューから、吐き出しが可能です。

workspaceとして保存

私の場合は、後述する拡張機能のためにも、1つのディレクトリに集めてあります。
例えば↓こんな形で。
/path/to/.vscode/${projectName}.code-workspace

中身は↓こんな感じで、"path"にソースファイルのルートフォルダを指定してあげます。
また、workspace個別の設定を"settings"に書く形になります。

{
    "folders": [
        {
            "path": ".."
        }
    ],
    "settings": {}
}

".."の場合一つ上のディレクリを指すので、上のパスだと`/path/to/.vscode/'のあるフォルダが対象になります。

VS Codeでのsettings.jsonの開き方

Ctrl + Shift + p または F1 を押下。
「settings json」あたりのキーワードで検索。

おそらく多くて4件くらいヒットすると思いますが、設定の優先順位はこちらになっているようです。

  1. Preferences: Open Workspace Settings (JSON)
  2. Preferences: Open Remote Settings (JSON) (WSL: Ubuntu-20.04)
  3. Preferences: Open User Settings (JSON)
  4. Preferences: Open Default Settings (JSON)

2. 拡張機能: Workspace Explorer の導入

拡張機能はいろいろあれど、使用者が多そうなこちらを導入しました。

拡張機能: Workspace Explorer

詳細な情報はこちら。

Name: Workspace Explorer
Id: tomsaunders.vscode-workspace-explorer
Description: An explorer panel that allows you to list your collection of workspaces and load them one at a time into the IDE or open a new window with the selected workspace.
Version: 1.5.0
Publisher: tomsaunders
VS Marketplace Link: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=tomsaunders.vscode-workspace-explorer

こちらを導入すると、左ペインに「WORKSPACES」という欄が増え、Workspaceが一覧で表示されます。

WORKSPACESが追加されます

このWorkspace名をクリックすれば、同じウィンドウでソースコードを切り替えることができます。また、

新しいウィンドウで開くことも可能

オレンジで囲った部分をクリックすれば、別ウィンドウで該当のWorkspaceを開くことが可能です。
個人的にこれがとても便利に感じています。

終わりに

ちょっと管理が面倒ですが、使い勝手が良くなると思いますので、気になった方は導入してみてください。
以上でした!