HRR Co., Ltd.

技術的な記録を残していくことを目的としています。1次情報を大事にしています。

Electronのサンプルを動かしてみる

はじめに

electron.atom.io

Electronに興味を持ち、実際にいじってみようと思いました。
今回は環境を作ってサンプルを動かすところまでやります。
ちなみにCygwinで環境を作ります。

内容はelectron-quick-startを元にしています。

github.com

まずは環境構築

electron-quick-startにて、GitとNode.jsが必要だと明記されています。
まずはこれを揃えましょう。

Gitについては、サンプルのソースコードを取得するのに必要なのであって、今後も使用していくかは自由だと思われます。

Git

GitはCygwinでサポートされていますので、こちらを使いましょう。
やり方は2つあって、

apt-cygを使う

apt-cygについては、こちらの記事を参考にしてください。
ちょっと古いですが。

hrroct.hatenablog.com

下記コマンドを実行するとインストールできます。
ついでにバージョン情報を確認してみました。

$ apt-cyg install git
$ git --version
git version 2.12.2
Cygwinのセットアップ用のexeファイルを使う

64bitなら「setup-x86_64.exe」という名前です。
Cygwinを使っている方ならどこかにあるはず…
これを使用してGitをインストールしてもOKです。

Node.js

CygwinではNode.jsのサポートをしていないのか、apt-cygで探しても出てきません。
(ソースコードから入れることはできるかもしれませんが…試してません)

なので、Windowsのものをインストールして使うことになります。

Node.js

インストールが終わりましたら、npmコマンドを叩いてみましょう。

$ npm --version
4.2.0

問題なく使えそうですね。
パスが通っていない場合は、.bashrcなど設定ファイルに下記を書き込むとよいと思います。

export PATH=$PATH:/cygdrive/c/Program\ Files/nodejs

electron-quick-start を起動する

下記コマンドを叩けと言われているので、適当な作業ディレクトリに移動してから叩きましょう。

# Clone this repository
git clone https://github.com/electron/electron-quick-start

# Go into the repository
cd electron-quick-start

# Install dependencies
npm install

# Run the app
npm start

これで、サンプルアプリが立ち上がります。

f:id:hrroct:20170525110847p:plain

次に見るべきは…

このドキュメントでしょうか。
https://electron.atom.io/docs/tutorial/quick-start/electron.atom.io
Quick Startの詳細が書かれているので、自分がやったことの深掘りをするにはよいかもしれません。
※英語です

それと、electron-api-demosを見てみるとよいと思います。
同じ手順で、デモアプリをダウンロード、実行することができます。

$ git clone https://github.com/electron/electron-api-demos
$ cd electron-api-demos
$ npm install
$ npm start

これをみると、新しいウィンドウの作り方とか、メニューのカスタマイズとか、クリップボードの使い方とか、いろいろ書いてあります。
※やっぱり英語ですけど
自分がやりたいことへのイメージがついてくるのではないでしょうか。

さいごに

手順通りなので、あまり面白くはないですよね…
electron-quick-startは、環境を作って動作確認をする、くらいの意味合いなのかなぁと思いました。

自分が使いやすいファイラーを作ることが私の目標ですので、
学んだことはまたこちらで共有していきたいと思います。

以上でした!